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だるま商とのやり取りも楽しみなだるま市。開催中はだるまを求める多くの参拝者で賑わっています。

眉毛は鶴、髭は亀。縁起物をモチーフに表情をつけ、ふっくらとしたお 腹に大きく福入と描かれた高崎だるま。群馬県高崎市を中心に生産され るだるまは、古くは縁起だるまとも呼ばれました。発祥の地である少林 山達磨寺では、毎年1月6日から7日まで夜通しで七草大祭だるま市を開 催しています。高崎市の西に位置する少林山達磨寺は、その昔、観音様 をお祀りした小さなお堂でした。延宝8年(1680年)、全国を廻る一了 居士(いちりょうこじ)という行者が訪れ、信心を凝らして霊木に達磨 大師の坐禅像を彫刻し、お祀りしたのが起源。これが「達磨出現の霊 地・少林山」として知られるようになり、元禄10年(1697年)開創に 至ったのです。しかし、開創当初から福だるまがあったわけではなく、 現在のようなだるまが作られるようになったのは、今から200年ほど前、 天明の飢饉の後のことです。9代目住職が経済状況の悪い少林山周辺の 農民たちをなんとかしたいと、信者に授与していた一筆書きの達磨札を 参考に、自らが木型を彫り、張り子のだるまを作らせました。それを正 月の最大行事である七草大祭で売らせたのが、だるま市の始まりとされ ています。

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少林山最古の建物である観音堂(左)には十一面観音が、
本堂隣の達磨堂(右)には古今東西のだるまが祀られています。
 

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長い石段を登って辿り着く 本堂は霊符堂と呼ばれてい ます。この周辺にだるま商 がずらりと並びます。

今では市内外から約20万人もの参拝客が訪れるというだるま 市。6日夜から7日未明に最高潮を迎え、本堂の近くに軒を連 ねるだるま商の威勢のいい掛け声は、まさに高崎市の冬の風 物詩です。お正月らしい賑わいをみせるこのお祭りで、1年 の福を託す高崎だるまを求めてみてはいかがですか。
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【少林山達磨寺】

〒 000-0000 群馬県高崎市鼻高町296
TEL.027-322-8800
http://www.daruma.or.jp/index.html

アクセス

●電車 群馬八幡駅徒歩15分。
●車 高崎I.C・前橋I.C・藤岡I.C・吉井I.C 35分

 

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高崎だるまは転んでもすぐに起き上がることから、縁起物として人々に親しまれています。すべて職人の手で描かれ、眉の鶴、髭の亀、お腹の福入の文字に加え、左右の肩に入った縁起のよい「祈願文字」が特徴です。眼を入れる時はだるまと向き合い心を静め、願掛けをしながら、向かって右目に眼を墨で書き入れます。無事に満願成就した際は感謝の心をもって、もう一方の眼を書き、お求めになった神社仏閣に納めて供養してもらいます。

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元々は農家の農閑期に行うものとして始められた高崎だるま。 200年以上の時を経て、年間約130万個を全国に出荷するまで に成長しました。しかし、その工房数は群馬県内でわずか60 軒程度。国峰べっこう屋商店が、そのひとつ。少林山達磨寺の ある、高崎市鼻高町に工房を構えます。100年以上前からだる ま作りに携わり、現在は国峰悦雄さんが4代目として暖簾を受 け継いでいます。「眉と髭はもっとも繊細で、だるま職人それ ぞれにこだわりのタッチがある。初代から代々を比べてもその 描き方は時代を映すかのように微妙に変化し、髭の部分にはよ り力強さが出る描き方になっている」という国峰さん。「縁起 を求める人々の心願成就を願いながら、これからも真摯なだる ま作りを続けたい」と、下書きも何もないだるまに、ひと筆、 ひと筆、丁寧に確実に墨入れしていました。

【国峰べっこう屋商店】
http://www.takasaki-daruma.jp/
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だるま作りはどの工程も手の抜けない大切な作業。熟練の技を駆使しながら描き上げていきます。
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職人魂を受け継ぎ、歴 代守られてきた屋号 「国峰べっこう屋」を 誇りに、だるま作りに 励む国峰さんご夫妻。

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高崎の名物の駅弁といえば、真っ赤な容器が目を引くだるま 弁当。醤油で炊いた香り豊かなご飯の上に、山菜や山ごぼう、 しいたけ、筍、こんにゃくなどおいしい山の幸がふんだんに 盛り込まれています。縁起のよいだるまにあやかって1960年 に発売した当初は、瀬戸焼の器を使用していましたが、1970年に は今と同じプラスチックに変更されました。容器のだるまの 口には穴があり、貯金箱としても使うこともできます。現在 は、昔ながらの陶器を復刻させた「復古だるま弁当」や「ハ ローキティだるま弁当」など種類も豊かになりました。

【だるま弁当 たかべん】

http://www.takaben.co.jp/
 
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自然の恵みをいかした手作 りの味が人気。高崎駅や上 越新幹線、長野新幹線の車 内販売などで購入可能。

 
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