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塗物

越前塗

漆器は、雑木林の多い日本独特の器です。漆器のことを英語でジャパンというのも、よく知られていることです。さて、そんな中でも、ウルシの木の多い地が、自然に漆器産地になったことでしょうが、越前も、そのひとつ。越前漆器の歴史は古代まで遡るといいます。江戸時代には、全国の半数にものぼるウルシ掻き師が越前にいたといわれ、日光東照宮の造営の時も、越前のウルシが、大量に運ばれました。越前の漆器は、本来、椀物が中心で地味、寺の什器として使われたものが多いようで、沈金や蒔絵が使われるようになったのは後世。それだけに、他の産地にはない、独特の落ち着きをたたえた作風のものが多いようです。