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織物

新井教央

新啓織物arakei orimono

昭和45年、新井教央さんの父・新井啓一氏が修業先の織元より独立して創業、秩父銘仙の織元としては後発である。が、後発ゆえに秩父銘仙への思いは強く、今日まで機音を絶やさずに続けてきた。現在も、明治時代後期に秩父で開発されたほぐし捺染(ほぐし織り)の経糸を使い、大正時代に改良された秩父独特の力織機で生産している。6年前、教央さん、園恵さんが家業に加わり、新時代の秩父銘仙を提案しはじめた。かつて、華やかな柄行きの銘仙は女学生やカフェの女給さんを夢中にしたが、「同じものを織っていては、ただ懐かしいだけに終わってしまうと思うんです」という教央さん。経糸の捺染文様を、緯糸により色の変化や奥行きを表現できる銘仙の魅力を踏まえた上で、現代的な色柄を園恵さんとともに考え、緯糸に真綿糸を使うなどして、今の時代に着こなしやすい銘仙へと転換を図っている。現在、ほぐし捺染を手掛ける工場が一軒のみとなり、ほぐし捺染に必要な型彫り職人も高齢化している。分業で成り立つ秩父銘仙の未来は課題が山積みだが、「ひとつひとつ解決していこうと思います」と焦らず、力まず。地元の養蚕農家が育てた繭から糸をとって織物に生かすなど、〝秩父の冨〟にも着目。銘仙を中心に据えた、新しい秩父織物への発展にも期待が高まる。

アライ・ノリオ
昭和43(1968)年生まれ。秩父銘仙の織元である新啓織物の二代目。高校卒業後、大塚テキスタイルスクールにて染織を学び、大手テキスタイル会社に就職する。インド、中国を中心とした海外で、約15年にわたって商品開発を手掛けた後、6年前に家業に入る。父・啓一さん、母・スエさんの熟練技術を学びながら、新時代の銘仙づくりに取り組んでいる。

お問い合わせ先
〒368-0022
埼玉県秩父市中宮地町37-9
TEL&FAX 0494-22-3140
http://www.arakei.com/

「着尺グレー白」

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「着尺真綿」

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「着尺水色」

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「着尺薄ピンク」

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「着尺薄紫」

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